お知らせ - JPA東京展の終了にあたり、ご挨拶申し上げます。 2012年10月22日掲載

JPA東京展を終えて
一般社団法人 日本写真作家協会
会長・JPA展開催委員長 津田一郎  

津田一郎会長  日本写真作家協会の最も大きい事業のJPA展東京展が無事終了いたしました。これもひとえに関係各位の皆様のご協力のおかげと感謝しております。ありがとうございました。

 今年のJPA展は明るい写真が多いとか、文部科学大臣賞・JPA大賞になった女の子のポートレイトに好感がもてるとか、多くの方々から好評をいただきました。その反面、反省すべき事の指摘も受け、次年度への課題となっております。

 さて、いつもの「写真は哲学である」という話の続きですが、前回は一番短い時間「一旦刹那(いったん せつな)」約1/75秒の「刹那生滅(せつな しょうめつ)」について説明しました。今回は一番長い時間「盤石劫(ばんじゃく こう)」についてお話します。

 「劫」は、無限の時間を一つの単位と考えて、世界が成立し、存続し、空無となる一つ一つの時期をさします。「盤石劫」の場合は、四方一由旬(ゆじゅん)の大盤石。大盤石に百年に一度、天女が飛来して天女の衣の裾が触れ、払拭しこの石山が無くなってしまっても劫は終わらない。「芥子劫」の場合は、四方上下一由旬の鉄城に芥子を満たし、長寿の人が百年ごとに一度来て、一つの芥子を取り去って、芥子が尽きても劫はなお尽きないと言われています。ちなみに飛来する天女にも寿命があって、これは「天人五衰(てんにんのごすい)」と呼ばれています。無限の時間を一つの単位と考えて「劫」と表現したわけです。

 私たちはそういう長い時間の流れの中で、一瞬感動した場面でシャッターを切り、人にその感動を伝えるという大切な作業をしているのだと思います。

 引き続き皆様の温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

※ 一由旬は三百四十四里一百三十歩



ご挨拶
一般社団法人 日本写真作家協会
副会長・JPA展統括委員長 三輪晃士  

 今月6日から昨21日まで東京都写真美術館で開催されていた第23回JPA会員展・第10回JPA公募展 東京展が無事終了いたしました。ご来場いただきました大勢の皆様をはじめ、共催の東京都写真美術館の皆様、後援していただきました文化庁の皆様、物心両面のご支援を賜りました賛助会員の皆様ほか、関係する各方面の皆様に篤く御礼申し上げます。

 昨年は東日本大震災や原発事故等の影響もあり、それまで右肩上がりに増加を続けていた入場者数が一時的に一割近く減少しましたが、今年は5,365名の皆様にご観覧いただくことができ、一昨年に匹敵する水準まで回復いたしました。今後はさらに内容の充実と会員展出展数の拡大を目指し、より多くの皆様にご来場いただけるよう努めて参りたいと存じます。次回以降も何卒よろしくお願い申し上げます。

 今年で10回目となった公募展につきましては、回を重ねるごとに内容の充実についてお褒めのお言葉を頂戴しておりますが、特に今回は目を見張る力作揃いで、審査員の皆様も採点には大変苦労されておいででした。また今年から文部科学大臣賞が新設され、応募される方々の一層の励みになったことと存じます。今回、国内にお住まいの外国の方からも公募展にご応募いただき、しかも見事に入選なさったことも大変嬉しく、同時に有り難く感じました。次回以降も、より多く、より幅広い写真愛好家の皆様にJPA公募展へご応募いただけますよう念願してやみません。

 東京展は終了いたしましたが、この後来年1月16日から20日まで大阪市立美術館で大阪展を、3月19日から24日まで広島県立美術館で広島展を、それぞれ開催いたします。ぜひ両展にも大勢の皆様に足をお運びいただきますよう、お願い申し上げます。