会員作品紹介 - 写真展リポート

 大塚武和・青井洋子「ふる里の佇まい」写真展 (会員No. 592, 917) 2012年10月16日掲載

大塚武和・青井洋子写真展 開催案内 2012年10月9日(火)〜31日(水)
河内長野市役所 1F 市民サロン
586-8501 大阪府河内長野市原町1-1-1
近鉄河内長野駅 南海バス「市役所前」下車すぐ, 0721-53-1111
9:00〜17:30 (土日祝日休館)

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大塚武和・青井洋子写真展 会場案内



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大塚武和・青井洋子会員
大塚武和・青井洋子会員

 河内長野市は平安時代から真言宗の聖地・高野山詣での街道筋として栄えました。そして日本の伝統的な民家や佇まいが、今も残された美しいところです。しかし、時の流れとともに、その姿は大きく変わろうとしています。

 大塚さんと青井さんは、この日本の原風景をカメラに収め、次世代に伝えようと考えました。そのためには、その家の所有者に撮影の承諾を受けなければなりません。そして、2年の歳月をかけて、重要文化財に指定された民家や江戸時代から伝わる民家など、一軒一軒訪ねながら、約100軒の民家を撮影しました。当然のことながら「撮影するためには、各々の民家にふさわしい四季の情景を考えなければなりません。また所有者とのコミユニケーションにも苦労しました」と話してくれました。

 この写真展は、「奥河内」観光キャンペーンを推進している河内長野市との共催で開催され、多くの市民が訪れました。また、民家の所有者からは「先祖より受け継いできた故郷の佇まいが、このような素晴らしい写真展で紹介され誇りに思います」と感謝されました。また、同題名の「写真集」も発刊され、すべての作品に詳しい説明や所有者のコメントもあり、作者の苦労が伝わってきました。

 大阪府知事から「お二人の精力的な活動に深く敬意を表します」と祝辞があり、河内長野市長からは「一枚一枚の写真から、季節の美しさとともに、奥河内に住む人々の地域に対する誇りや愛情が伝わってきます」と祝辞が寄稿されています。

 写真家の使命として、このような写真集を残していくことも大事なことであると考えさせられました。
(記:原 喜久雄)