JPA会員5名を擁するKPC(川崎フォトカルチャー)は、2011年グループ展を12月16日〜18日深谷駅市民ギャラリーで開催しました。一人一人が個展のつもりで、20枚前後の写真で一つのテーマを表現することをコンセプトにした写真展で、今回9回目を迎えました。お忙しい中、時間を割いて駆けつけてくださった中谷吉隆先生に指導講評をいただきました。
No.923 出牛敏夫「浅草物語」
仲見世通りの雑踏や浅草寺周辺の解放感など、正月の空気感を楽しみながらシャッターを切っている様子が作品を通して伝わってくる。
No.960 福島博子「春昼の町」
京王線沿線の駅周辺を丹念に取材した作品。出会った人たちに気軽に声をかけ、いつの間にかこの街に溶け込んでしまう、作者のおだやかな人柄が作品に現れているように思う。
No.926 山田 昇「Yesterday ‥ 台湾の旅」
急速に変貌する表通りと昔の姿をそのまま留めている裏通りとが背中合わせで共存している台湾。作品から、この地の人々がもつ穏やかさと明日への情熱を強く感じた。
No.922 飯野佳代子「フォト×俳句」
雑誌「フォトコン」の「中谷吉隆のフォトハイ句」で11年度年間最優秀賞を受賞した作品が展示され、非常に好評であった。
「武尊山 一雨ごとに 山笑う」
(記:山田 昇) |
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