会員作品紹介 - 写真展リポート

 原隆利写真展「大地への鎮魂歌『狭間』」 (会員No. 515) 2011年8月24日掲載

原隆利写真展「大地への鎮魂歌『狭間』」 2011年8月24日(水)〜9月5日(月)
ペンタックスフォーラム
163-0690 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB(中地下1階)
ペンタックス・スクエア内
各線新宿駅西口徒歩8分, 03-3348-2941
10:30〜18:30 (最終日16:00まで、火曜定休)


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作者コメント




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会場の原さん
会場の原さん
 山陰の未明の薄明かりの風景をモノクロで、カメラは6×7、レンズが45ミリ、銀塩のバライタ、オリエンタルのイルフォード2号印画紙を使用した写真展。送電線、電柱、橋、電車、物置など人工物を意図的に画面に取り入れ、異質なのはその風景の中に手製の小さな三角形の「行灯」を置いて撮影していることだ。これがなにか見る者に不思議な印象を与えている。

 ご自宅に3帖の暗室を備え、パネル貼りまですべて御自分で仕上げ、伸ばし機はなんと昔懐かしいフジS69。蛇腹が相当痛んでいるのでご自分で補修してお使いだそうだ。ただ今回は大全紙を使用のため、伸ばしは広い部屋を使用したと言う。

 作者は別にデジタルを否定しているわけではなく、舞台撮影ではデジタルの高感度撮影は便利でありがたいと言い、挨拶文の最後には「デジタル写真全盛の現代だが、山陰の湿った空気感や、未明のハーフトーンの再現には、やはり銀塩写真が落ち着く」と締めくくっておられる。ちなみに原さんは出雲市議会議員でもある。9月5日まで。
(記:丹羽 諭)

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