会員作品紹介 - 写真展リポート

 一宮美穂写真展「ときめきの彩り」 (会員No. 965) 2011年5月12日掲載

一宮美穂写真展「ときめきの彩り」 2011年4月29日(金)〜5月11日(水)
富士フォトギャラリー調布
182-8686 東京都調布市柴崎1-67-1
京王線柴崎駅 徒歩8分, 042-481-8049
10:00〜18:00 (土日祭11:00-17:00, 最終日15:00まで)

ときめきの彩り 表紙 各画像をクリックして拡大

写真集「ときめきの彩り」(株)風景写真出版刊 1,800円



会場の様子
会場の様子 (クリックして拡大)
 半切・全紙・合わせて50点、美しい自然の木々や花々の写真が並ぶ会場そのものが心癒される空間となっている。春夏秋冬の四ブロックに分かれていて、最新作の秋は、養老渓谷で撮った。

 足元の渓流は彼女にとっては宝の山、ずっと下ばかり見ながら歩くという川面に反射する青空、沈んでいる紅葉、彩なす色彩は迫力がある。主に400ミリ望遠レンズを多用し、ぼかしを利用した多重露光。その場の条件に合わせた、こだわらない多彩なテクニックがいい。

 個々の写真に女性ならではのタイトルが付いている。「はんなりと」「悶々と」「誘惑」「ときめき」等。こういう作品を美しい一品として終わらせるのではなく、日本の美学、古典文学や女流作家の詩等と結び付けると、世界的に通用する作品となるのではないだろうか。

 なお、会場で販売している写真集・ポストカードの売り上げは、東日本大震災の義援金として寄付されるということです。
(記:津田一郎)