JPAの写真展 - 第21回JPA展  

第21回日本写真作家協会会員展・第8回日本写真作家協会公募展

東京展   2010年10月16日(土)〜10月31日(日) 10:00-18:00 東京都写真美術館
共催:東京都写真美術館, 後援:文化庁

大阪展   2011年1月18日(火)〜1月23日(日) 9:30-17:00 大阪市立美術館
後援:文化庁, 大阪府, 大阪市, 大阪市教育委員会

広島展   2011年3月8日(火)〜3月13日(日) 9:00-17:00 広島県立美術館
後援: 文化庁, 広島県, 広島市, 広島県教育委員会, 広島市教育委員会
協賛: 株式会社フジカラー広島中央, 株式会社カメラのサエダ,
株式会社キタムラ, アート株式会社, 株式会社シグマ広島,
株式会社プロカラームネオカ, 株式会社ロンシャン,
株式会社カメラのサンエス, ウインドミル, スタジオみやはら社

賛助会員: キヤノンマーケティングジャパン株式会社, 加賀ハイテック株式会社, 株式会社写真弘社,
株式会社ニコン, 株式会社ニコンイメージングジャパン, 株式会社日本カメラ社,
日本ジャンボー株式会社, 株式会社日本写真企画, 富士フイルム株式会社,
株式会社フレームマン, 株式会社堀内カラー, メディアランド株式会社, 株式会社山田商会,
ヤマトロジスティクス株式会社

協賛会社: 株式会社学研パブリッシング, 株式会社スタート・ラボ
(社名の記載は五十音順)    
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第8回公募展入賞作品はこちら
第21回JPA会員展出品作品はこちら


会長挨拶

 日本写真作家協会は1989年に設立され、プロカメラマン、ハイアマチュア、写真評論家等を幅広く含み、日本の写真界において、最も理想的な写真団体となるよう目指しております。
 今年は念願の一般社団法人化が認可された記念すべき年でもあります。今回の第21回JPA展は、会員作品183点、第8回公募展応募者720名2042点、の中から入賞・入選者は166名が選ばれました。
 銀塩からデジタルへと急速に変化を遂げつつある昨今、審査会場であらゆるジャンルの写真を目の前にして、審査する側も資質を問われているという実感がありました。ここにある写真は、当協会の共通のテーマ「地球はいま」が映し出されています。
 写真上に見られる色彩、構図、表情、シャッターチャンス等を含めて、表面に留まらずその奥にある「この世の風景」をじっと見つめて、あなたの心の琴線にふれるものがあれば時の流れを楽しんでください。

一般社団法人日本写真作家協会 会長 津田 一郎    



第8回公募展 審査概要

 今年は一般社団法人日本写真作家協会として記念すべき節目にあたりますが、「第8回公募展」は全国の写真愛好家の皆様から720名2,042点の応募があり、例年になく高レベルの作品が多く寄せられました。今回は目先を変え同じ土俵上で勝負する、その為に組写真を無くし単写真のみの応募に変更した影響か、社会状況か、受付開始時には数通の応募でした。組写真を無くすと応募点数が減ると助言を戴き、心配が増すばかりでした。
 今回は5名の審査員で(奥田明久氏は病欠)、2日間にわたり紙片投票による厳正な審査が行われました、今年の傾向として関西方面の方と女性の上位入賞が目立ちました。
 第一次審査(7月8日)、審査テーブルに都度約160点の作品を並べ、審査員一回の持ち札30枚で投票します。予備通過として2点以上の作品を回収、これを繰り返し行い、一次通過として290名420点に絞りました。
 最終審査(7月9日)、前日の通過作品を審査テーブルに載せ、投票で2点以上獲得、これを繰り返し行い入選以上165点に絞り、ここで重複の作品は一点に絞り99名が入賞・入選通過となり、不足の66点は165点に漏れた作品の中から再審査を繰り返し行い、約70点を選びました。
 上位通過の99点の作品を一堂に並べ25点に絞り、最終決定を投票で、先ずJPA大賞1点、金賞2点、銀賞3点、銅賞5点、優秀賞9点の順に決定し、残りの作品は入選としました

JPA展実行委員長 三輪 晃士    



第8回公募展 審査員講評

■JPA大賞 「草原の夜」 和田 昭子 講評:津田一郎
 初めてこの写真を見た時、地味な感じを受けた。粗選りを通過し、審査が進んで行くうち、写真の持つ独特の味わいが他の写真と一線を画し、全く別物であることが伝わって来た。草原の夜空、満点の星、羊の群れ、長時間露出と一発のストロボ、テクニックについては説明できるだろう。しかし、それでもなおかつ伝わって来る心優しい何かは作者の人柄なのかも知れない。眠れない夜は、この写真を思い浮かべ、数を数えてみるがいい、
 羊が一匹、羊が二匹、羊が三匹・・・・と。

■金賞 「夜のしじま」 井田 幸志 講評:南村康弘
 写真は普通、決定的瞬間をパッと捉えたものが人を引きつけますが、じっくり構えて対象に向かう方法もあります。この写真では長い露出で目に見ることができない光景が写っています。題名の「しじま」は静まり返っていることを言いますが、これを撮ろうとしても、天候、場所、季節などの条件が揃わないと簡単には撮れません。そう思いながらこの「しじま」に浸ります。

■金賞 「どうもこんにちは」 水谷 サコ 講評:村岡秀男
 この動物はジュゴンでしょうか。作者が真っ正面から撮影しているので、写真を見ていると直接見返されて居るような臨場感があります。ユーモラスでなおかつゆったりした風格があり、微笑ましい作品です。動物写真といえば、犬、猫、猿や鳥、猛獣に偏りがちですが、被写体としても珍しく、上位に選ばれました。左上の黄色い魚が色彩的にも良いポイントとなっています。

■銀賞 「威嚇」 井生 よし江 講評:津田一郎
 今回「猫」の写真が実に多かった。優しい猫、美しい猫、かわいらしい猫、微笑ましい心癒される猫の写真の中で、しかも数少ないモノクロ写真の中にあって、この写真は力強く異彩を放っていた。題名からも分かるように威嚇する猫は、写真の画面内部に留まらず、腑抜けな我々現代人の無明に対しても威嚇しているように思えた。この写真から、森山大道の犬を思い出す人も多いだろう。あの犬VSこの猫、面白いと思った。

■銀賞 「シルエット」 栗林 誠 講評:竹上正明
 ブルーライトの照明が効いた通路。空間を鷲の様な鳥がスペースいっぱいに羽を広げて飛ぶシルエット。天井に描かれている巨大エイや魚、側壁の海藻などの風景、床の影絵との相乗効果が、ある種の緊張関係をかもし出す。通路の先を歩く人々が天井に逆さに映り、不思議な倒錯の世界を作り出す。
 ここは何処に通じる路なのか、ふと誘い込まれる衝動に駆られた。
 現実の風景に更なるシルエットを加え、新たなイメージ空間を作り出した。

■銀賞 「静寂」 砂崎 秀子 講評:斎藤友覧
 朽ちた木が林立する池は、かつて鬱蒼と茂っていた森林だったのだろうか。人を寄せ付けず必死に耐えているような雰囲気を漂わせ、やがて木立は池に沈んでゆく自然の摂理が伝わってくる。風のない水面には朽ち木が映り込み、実像と虚像が醸し出す神秘な世界にますます引き込まれていくようだ。鈍く輝くモノトーンで描かれた世界に、泳ぐ一匹の鯉。朱色の鮮烈な色彩は目に焼き付くほど、強烈な印象を感じた。この池の主かのように悠々と泳ぐ鯉の位置も絶妙で、色彩を極限まで抑えこんだ画面から作者のセンスが光っている。



東京展が開催されました

 第21回日本写真作家協会会員展・第8回日本写真作家協会公募展の東京展が、2010年10月16日より31日まで東京都写真美術館で開催されました。今回は当協会念願の「一般社団法人」として認可された年の記念すべきJPA展です。公募展JPA大賞の和田昭子さんは滋賀県、金賞の井田幸志さんは和歌山県、水谷サコさんは静岡県など、入賞者は関東から西に多く見られる傾向にあり、特に女性の上位入賞が目立ちました。
 初日の公募展表彰式は、入賞・入選者81名をはじめ来賓・賛助会員様多数のご出席のもとに、展示会場内で盛大に行われました。津田一郎会長の開催と御礼の挨拶で始まり、審査員各氏に総評・各賞講評をいただき、賞状・賞金・賛助会員賞の授与と進み、JPA大賞と金賞の受賞者には、出席の賛助会員様から直接授与していただきました。表彰式終了後に出席者全員の記念撮影(写真)、希望者には審査員の方々に一言コメントをしていただき、大変喜ばれました。
 JPA大賞を受賞された和田昭子さんより入賞の御礼と撮影の苦労話をお話いただきましたが、今回の入賞作品「草原の夜」は3年間モンゴルに通い、一人テント生活をしながら撮影に勤しんだ苦労の結果とのことでした。
 今回の東京展は初日来場者684名とまずまずのスタートを切り、最終的には昨年実績を大幅に上回る5,596名の来場者を数え、大盛況のうちに終了しました。
東京展実行委員長 日野安喜 



大阪展が開催されました

 去る1月18日〜23日まで天王寺の大阪市立美術館において第21回JPA会員展及び第8回JPA公募展が開催されました。今回もテーマは「地球はいま」、会員作品181点並びに公募作品166点、合計347点が展示されました。初日から天候も良く、会期中約2000名の見学者で活況を呈しました。
 23日の会期終了後、会場近くのレストラン・ルージュで懇親会を催し、公募展入賞者及びメーカー各社、ご来賓、会員約50名の参加を得て賑やかに開かれました。東京から津田一郎会長、渡辺澄晴名誉会長にご参加頂き、JPA展の成功に花を添えて頂きました。最後に芝本武侍理事から、今回は一般社団法人になって最初の展覧会でもあり、この成功を機に会員増強に努力したいとの挨拶があり、APAの藤本様によるJPAの発展と皆様の健康を祈念した一本締めで閉会しました。
大阪展実行委員 川岸じろう 



広島展が開催されました

 まず、東日本大震災の被災地域の犠牲者の方に謹んで哀悼の意を表します。
 広島県立美術館において3月8日(火)〜13日(日)まで第21回JPA会員展及び、第8回JPA公募展が開催されました。会長、副会長をはじめ、各会員、協賛会社の皆様のご努力の上、無事終了する事が出来ました。皆々様、有難う御座いました。
 展示準備日には津田会長、三輪副会長が来広され、広島会員と和やかな食事会を催しました。話は非常に盛り上がり、今後のJPAの展望を熱く語り合いました。
 翌日からの展示会には、2,000人以上の見学者が来られました。会場レイアウトもゆとりをもって配置したおかげで、一点一点をじっくり見る事が出来たようです。
 途中、関東、東北で大地震が発生した事には、皆驚きました。心配の声も少なからずあがりましたが、展示会自体は終始、滞りなく行なわれました。
 今後に向けての改善、反省を会員同士確認しあい、来期も引き続き広島展を盛り上げてゆこうと、皆で声を合わせて終了日を迎えました。
広島展実行委員長 青野克朗 



第21回JPA展スタッフ
開催委員長:津田一郎
統括委員長:三輪晃士


東京展    
実行委員長: 日野安喜, 実行副委員長:大島 登
実行委員: 安部恵美子, 今井田e子, 大坪信二, WAKO TAKAI, 多田正弥, 田谷 淳, 永井勝雄, 野崎勇治

大阪展    
実行委員長: 南村康弘, 実行副委員長:原 喜久雄
実行委員: 青井洋子, 秋岡栄子, 大塚武和, 川岸じろう, 佐野 潔, 辻本勝英, 津田初子, 西島泰史, 花岡 健, 藤本光浩, 山岡成男

広島展    
実行委員長: 青野克朗
実行委員: 大島邦夫, 川岸静男, 木本吉紀, 工藤一義, 櫻井龍記, 谷花森太郎, 中下博雄, 成瀬賢治, 本田 登